頒布延期と現状について

このブログでは珍しく真面目な記事を書くため緊張気味のれむれむです。
SPIRITED-ZEROで制作中の新作『マイスターと時攫い破』について、
毎度Twitterで告知をしており、いい加減に愛想も尽きた[誰が?][要出典]
頃ではないかと思い、現状をご説明をしたいと思い筆を執りました。
まず、『マイスターと時攫い破』を楽しみにされている方々に対し、
再三の延期という結果になってしまったことを深くお詫び申し上げます。
一つだけ言い訳をすると『序』と『破』は全く別の話と言ってもよく、
『序』の内容は忘れちゃってても安心、しかも『破』に同梱されます。
初めての方も安心してこれを買えというマストバイなアイテムにします。

SPIRITED-ZEROは2009年から活動を開始し、『序』は遅れに遅れて
2013年の夏コミでようやく処女作として頒布することが出来ました。
その際、私の担当範囲では何かと悔いの残る完成度となったこともあり、
次こそ作り手として満足できる物を……と『破』の制作を続けてきました。
実のところ、基礎となるシナリオが上がっている状況において、
『破』の実質的な制作で内注スタッフと言えるのは私しかいません。
「演出に凝ったノベルゲームを」という観点から作品を良くしようと、
少なくとも私自身の感覚では無い頭を捻ってきたつもりでしたし、
『序』よりは間違いなく質の高い作品をお届けできる予感があります。
具体的にどういった作業を行うかは長くなるので省略しますが、
『破』では良くも悪くも名実ともに監督という場所に落ち着きました。

正直なところ、『破』は2015年内の完成が現時点で絶望的です。
主な原因に「スタッフの環境も変わって割ける時間が減ったこと」
「素材発注・制作のコストが増加したこと」が上げられます。
簡潔に言えば、普通じゃないことを真正面からやろうとしていて、
そこで発生するコストは監督である私以外が負えるものではなく、
私自身の力不足が制作の遅れに直結している状況と言えます。
ぶっちゃけ身の丈に合っていないクオリティを目指しています。
シナリオも当初、『序』に比べて遥かに面白いと錯覚しましたが、
作業を通し客観的視点を持つことで無事に(以下検閲)こともあり、
改稿ではありとあらゆる手を尽くす所存ですので、ご期待ください。
『総監督・脚本・コンテ・演出』も意外とマジです、一人芝居です。
「もっと別のこう、なんと言うかアレだよ、売れ線の企画でやれよ」
とゴーストも囁いていますが、今は『破』に全力をぶつけます。
簡単に完成してしまうモノなんて、きっと面白くないはずなのです。

@れむれむ

追伸:今後の動きはTwitterで随時お知らせするのでご期待ください。
   夏コミは間に合えば何か告知物が出る……かもしれません。

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